■ 忙しい現代人に必要なのは「ME TIME」
「時間が足りない」と感じる人は、自分より“他の予定”を優先している状態が続いています。
本書『ME TIME』は、そんな人のために “自分を後回しにしない”時間の作り方 を教えてくれます。
多くの人が勘違いしているのは「仕事を効率化すれば自由時間が増える」という発想。
しかし現実は、早く終わらせた分だけ新しい仕事が降ってきます。
つまり “効率化ではなく、24時間の使い方を再設計する” 必要があるのです。
自分の時間がないと、心は消耗し、人生の楽しみが見えなくなります。
まずは「ME TIME」を取り戻す意識から始めましょう。
■ 相手を優先する習慣をやめれば時間は生まれる
多くの人は、頼まれごとや職場の雰囲気に流されて「自分より相手」を優先してしまいます。
しかしこれを続けている限り、自由時間は永遠に生まれません。
例えば、本当は休日に趣味に行きたかったのに、上司に頼まれて休日出勤した…。
これが積み重なると、40代・50代になる頃には「自分の好き」「やりたいこと」が分からなくなり、仕事しか残らない人生になってしまいます。
自分が満たされていない状態では、人に優しくもできない。
だからこそ 「自分を優先順位1位」に置くことが最重要。
断れる仕事は断り、自分の時間を守る決断が必要です。
■ 好きなことを書き出せば“したいこと”が見えてくる
「自由時間ができても、何をしたらいいか分からない」
これは“自分の好き”が把握できていない証拠です。
本書では、まず 「好きなこと100リスト」 を作ることが推奨されています。
最初は10個からでOK。
どんな小さなことでも構いません。
- 朝のスタバ
- サウナ
- アニメ
- ゲーム
- 読書
こうした「自分の好き」を把握しておくと、隙間時間ができた瞬間に“幸福のための行動”が取れるようになります。
時間ができたのに仕事をしてしまう…そんなループから抜け出せます。
■ 朝の1時間で人生が動き出す—ME TIME実践編
日中は仕事、夜は家事や疲れで思考停止…。
サラリーマンに残された自由時間は、実質「朝と夜」しかありません。
しかし夜は邪魔が入りやすく、疲れで集中できないため、最も自己投資に向いているのは 「朝の1時間」 です。
朝は誰からも邪魔されず、脳もエネルギー満タン。
そこで、自分が最もやりたいことを1つだけ実行します。
- 趣味
- 読書
- 副業
- 勉強
無理に4時起きする必要はありません。
会社に行く1時間前に起きればOK。
「好きなことから始まる1日」は、想像以上に人生の流れを変えます。
■ 夜は「優先度は低いけど楽しいこと」をする
夜は、買い物・家事・LINE・宅配など“邪魔の入りやすい時間帯”です。
だからこそ夜には「中断されても大丈夫なこと」を入れるのが最適解。
例）
- アニメ・Netflix
- 録画していたテレビ
- 軽いゲーム
- SNSチェック
「絶対にやりたいこと」は朝に回す。
「できたら嬉しいこと」を夜に入れる。
これだけでストレスが激減します。
■ 1日の時間を“見える化”して改善する
多くの人が「時間がない」と言いながら、本当はどこに使っているのか把握できていません。
だからこそ、まずやるべきは 1日の時間をすべて書き出すこと。
睡眠7〜8時間を除くと、私たちが自由に使えるのは16時間ほど。
その時間の中で、
- 意思で使っている時間
- 仕方なく使わされている時間
を分けて見える化すると、ムダが大量に見つかります。
例：通勤2時間 → 年間730時間（1ヶ月分）消滅している計算。
これを30分に短縮するだけで、毎日“幸福時間”が増えます。
■ 理想と現実のギャップを埋める「時間編集術」
時間の見える化ができたら、次は「理想の時間の使い方」と比較します。
ズレがある部分こそ改善ポイント。
通勤、残業、家事…。
改善できる余地はかならずあります。
- 引っ越して通勤時間を半分にする
- 残業を1時間だけ断る
- 通勤中に学び時間を作る
1つの改善でも、1年単位で見れば膨大な時間を生み出します。
あなたは「自分という人生の編集長」です。
理想の生活になるように、24時間を編集していきましょう。
■ 自由時間を増やした後は「ぼーっとする」ことも大事
自分の時間を手に入れると、「有意義に使わなければ」と焦りがち。
しかし人には、何もしない「ぼーっとする時間」も必要です。
- 寒い日は布団にこもる
- 体調が悪い日は寝る
- ニュースを流し見する
これらも立派な“自分の時間”。
完璧にしようとせず、ゆるく使うのも大切です。
■ まとめ：時間の主導権を自分に戻す
時間がないのではありません。
時間の使い方を奪われているだけです。
相手より自分を優先し、好きなことを書き出し、朝の1時間を確保し、24時間を編集する。
これを続けると、人生の中心に「自分」が戻ってきます。
あなたの時間は、あなたのために使っていい。
今日からME TIMEを始めれば、未来の幸福度は確実に変わります。
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