■ この記事はこんな人に届いてほしい
- メンタルがしんどくて、生活が乱れがちな人
- 部屋が片付かず、不安や焦りを感じている人
- 少しでも「今の自分」を立て直したい人
◎ メンタルがしんどいとき、部屋も乱れる。
そして部屋が乱れると、さらに心が苦しくなる。
私は過去、メンタルが大きく乱れて生活が崩れてしまった時期がありました。
朝起きられず、食事も整わない。
当然、部屋も散らかり放題。
「片付けたいのにできない自分」を責めて、さらに落ち込む。
そんな悪循環を何度も繰り返していました。
でもある日、気づいたんです。
“心が整っていないから片付けられない” のではなく、
“片付けていないから心が整わない” こともある。
今回紹介する本は、まさにその答えをくれました。
あなたにも同じ安心を届けたくて、この記事を書いています。
お金が貯まらない家には「散らかる理由」がある
本書では、
部屋の状態とお金の使い方は必ずリンクしている
と強調されています。
特に印象的なのが、「一生お金が貯まらない人の6つの特徴」。
◆ ① 洗面所に“爪切り”が置いてある家は危険サイン
片付けられない人は、
使う場所と収納場所のミスマッチが起きています。
これは“生活の管理が苦手”の表れで、
家計管理にも必ず影響します。
◆ ② 必要なものではなく、欲しいものを買ってしまう
部屋が散らかっていると、
“何が必要で何が不要か” の判断が曖昧になります。
その結果、
無駄遣い → 物が増える → さらに散らかる
という負のループに陥ります。
◆ ③ 冷蔵庫のドアポケットが大容量の調味料でパンパン
冷蔵庫は「家計の鏡」と本書は言います。
・賞味期限切れの食材
・大容量の調味料
・パンパンの冷凍庫
これらは「無計画な買い物」の証拠であり、
お金も健康も損する典型例だと解説されています。
◆ ④ 玄関にビニール傘が大量にある
1本数百円でも、積み重なると大きな浪費へ。
“とりあえずコンビニで買えばいいや”
という思考は、他の浪費行動にも波及します。
◆ ⑤ クローゼットに黒パンツが3本以上ある
同じような服が増えるのは、
“自分の適正量” を把握できていないサイン。
本当は着ない服がクローゼットを圧迫し、
心まで重くしてしまいます。
◆ ⑥ 「もったいない」が捨てられない理由になっている
“もったいない”という優しさは素晴らしい。
でも行きすぎると、
『判断の先送り』という最大の浪費
につながります。
本書では、
「保留期限を決めて捨てる」という方法が推奨されています。
● 部屋を整えると、お金も心も整い始める理由
著者が強く伝えているのは、
“片付けはメンタルとお金の土台” だということ。
理由は3つです。
① 物が「見える化」され、無駄遣いが激減する
必要・不要が判断できるようになるため、
買い物にブレがなくなります。
② 自分の“適正量”がわかる
「あれも欲しい、これも必要かも」
という不安が減り、心が軽くなる。
③ 行動がシンプルになり、自己効力感が戻る
片付けは小さな成功体験の積み重ね。
これはメンタル改善にとても強力です。
■ 私自身の体験:片付けは「心のリハビリ」だった
正直に言うと、
メンタルが落ちていた時期、
部屋の状態は胸を張れたものではありませんでした。
洗い物はたまり、
物の定位置もなく、
冷蔵庫の中は「謎の食品の墓場」。
そんな状態では当然、
行動する気力も湧かず、
自分を責めてさらに落ち込む…という最悪のループ。
しかし、ある日ほんの小さな場所──
“机の上を5分だけ片付ける”
という行動をしただけで、
「あれ、自分でもできるかもしれない」
という小さな希望が生まれました。
そこから本当に少しずつ、
・洗面所
・冷蔵庫
・クローゼット
と整えていくうちに、
心のざわつきがスッと消えていったんです。
片付けは“部屋を綺麗にする作業”ではなく、
自分を取り戻す作業だったのだと、今なら思います。
■ 本書が教えてくれる結論
片付けは「お金」「メンタル」「生活」を同時に整える最強の習慣
メンタルがしんどいときほど、
大きな行動は難しいものです。
でも、本書が示す行動はとても小さく、やさしい。
- 爪切りの定位置を変える
- 冷蔵庫を1段だけ整える
- ビニール傘の本数を決める
- 服を“今着るかどうか”で判断する
どれも、今日から少しだけ試せます。
■ まとめ(読者へのメッセージ)
もしあなたが今、
心がしんどくて動けない日が続いているなら、
どうか自分を責めないでください。
私も同じでした。
でも、 小さな片付けの積み重ねが、心の土台を作り直してくれた のです。
あなたにも同じ希望が届きますように。
■ 紹介した本はこちら

