好きを言語化すると人生が変わる理由
推しの魅力を語ろうとして「やばい!」「最高!」しか出てこない…。
これはほとんどの人が経験します。しかし、言語化できるようになると世界が大きく変わります。
なぜなら、言語化は“自分の価値観を知る行為”だからです。
例えば「軽い靴が好き」と言語化できる人は、ファッションでもガジェットでも“軽さ”を基準に選ぶ自分の価値観に気づけます。
これは文章やSNSの発信だけでなく、仕事・恋愛・買い物に至るまで判断基準がはっきりし、人生の満足度が高まります。
さらに「伝わる言語化」ができると、SNSでもブログでも注目度が上がり、ファンが増えていきます。
言語化はセンスではなくスキル。鍛えれば誰でも伸ばせます。
「やばい」しか出てこない人でもできる!好きを言語化する6つの技術
【技術①】周りの感想を見ない
映画・アニメを見た直後にSNSを見ると、ほぼ確実に人の意見に引っ張られます。
本来100%自分の感情だったはずが、気づけば「みんなの意見」に薄められてしまう。
だからまずは自分の感想が固まるまで、他者のレビューを見ないこと。
ここで生まれる“純度100%の感情”こそ、あなたのオリジナルの言語化の種です。
【技術②】ありきたりな表現を捨てる
「泣ける」「やばい」「最高」などは便利ですが、中身が伝わりません。
広告で“全米が泣いた”と言われても何も響かないのと同じです。
あなたの言葉で語るには、テンプレ表現を使わない勇気が必要です。
例)
×「泣ける」
○「最後の手紙のシーンで、あの沈黙が心臓を掴んだ」
これだけで圧倒的に伝わる文章になります。
【技術③】どこに(WHERE)・なぜ(WHY)感動したのか分ける
最重要ポイントです。
言語化の基本は、
- どこで感動したのか(WHERE)
- なぜ感動したのか(WHY)
この2つに切り分けること。
例)
■どこ:声優の演技
■なぜ:普通の女子高生が実際に喋っているような“リアル感”があるから
これだけで文章の深みが段違いになります。
「狭く深く語る」のがコツです。
【技術④】誰に向けて語るのかを決める
同じ好きでも、
- 同じ作品が好きな人向け
- 初めて知る人向け
- 過去の自分向け
で説明の深さはまったく変わります。
情報量の差を埋める意識を持つことで、文章は一気に読みやすくなります。
【技術⑤】伝えたいポイントは1つに絞る
好きな作品には魅力がたくさんあります。しかしすべて語ろうとすると文章は薄くなります。
「これだけ伝わればいい」という1点集中が最強。
例)「藤井風さんの優しい声“だけ”に絞って語る」
これで文章のブレが消え、熱量が伝わる文章になります。
【技術⑥】鮮度が高いうちにメモする
人の“好き”はすぐ薄れます。
映画の感動も、旅行のドキドキも、数日で輪郭がぼやける。
だから、まずはSNSではなくメモアプリにそのまま書き出す。
ここに“ありのままの感情”が残るので、あとから整理すれば、誰にでも伝わる文章が完成します。
今日から使える!すぐ実践できる言語化トレーニング
1日3行だけ「感情ログ」を残す
- 今日一番ワクワクした瞬間
- なぜワクワクしたのか
- 他の出来事との共通点
これを続けるだけで、自分の価値観が浮き彫りになります。
推しの好きポイントを「1つだけ」書き出す
- キャラデザイン
- 声のトーン
- ストーリーの間
どれか1点だけを書くだけで、あなたの“言語化筋力”は確実に伸びます。
まとめ:言語化は才能ではなくスキル
「やばい」「最高」しか言えなかった人でも、今日紹介した6つの方法を使えば、必ず伝わる文章が書けるようになります。
言語化できる人は、SNSでも仕事でも人間関係でも得をします。
あなたの“好き”は、誰かの人生を変える力があります。
大切なのは、まず一歩、言語化してみることです。
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