― 億万長者が「お金の使い方」を最優先する理由 ―
「節約しているはずなのに、お金が残らない」
「将来が不安なのに、行動できない」
「副業や起業に興味はあるけど、自信がない」
正直、これは昔の自分そのものでした。
お金の本はたくさん読んできましたが、
「どう稼ぐか」「どう増やすか」ばかりで、
どう使えば人生が楽になるのかを教えてくれる本はほとんどありません。
今回紹介する
森田高子さん著『億万長者になるお金の使い方』 は、
その“盲点”を真正面から突いてくる一冊です。
お金持ちでも、不幸な人は普通にいる
この本の著者は、
30年以上、富裕層の「領収書」を1000万枚以上見てきた税理士。
つまり、
・成功している人
・一度は成功したが転落した人
両方を、リアルに見てきた人です。
そこで分かった残酷な事実。
お金がある=幸せではない
実際、
高収入なのに常に不安を抱え、
高級品をローンで買い続け、
最後は資金繰りが破綻した富裕層もいたそうです。
本当の分かれ道は「お金の使い方」
著者がたどり着いた結論は、驚くほどシンプルです。
本当の豊かさは「稼ぐ力」より「使う力」で決まる
お金には4つのスキルがあります。
- 稼ぐ
- 貯める
- 守る
- 使う
多くの人は①ばかりに目を向けます。
でも、④を間違えると、いくら稼いでもお金は消える。
富が続く人と、消える人の決定的な違い
その違いは「資産の中身」にあります。
❌ 富が消える人
- 高級車
- ブランド品
- 見栄のための支出
- その場限りの快楽
これらはすべて フロー支出。
使った瞬間に消えて、何も残りません。
✅ 富が続く人
- 学び
- 体験
- 健康
- 人間関係
- 心の安定
これらは ストック支出。
時間が経つほど、じわじわ効いてくる資産です。
億万長者が共通して使う「8つのお金の使い道」
著者が見てきた
資産1億円以上の人が必ず使っている支出は、この8つ。
- 価値ある体験
- 継続的な学び
- 身体の健康
- 心の健康
- 家族
- 人とのつながり
- 社会貢献
- 投資
驚くことに、
この8つが完全にゼロの人は、1人もいなかったそうです。
富裕層が「健康」に異常なほど投資する理由
特に印象的だったのが、健康への考え方。
彼らはこう考えています。
健康は後から整えるものではなく、最初に守る資本
実際にやっていること
- パーソナルトレーナーで「運動せざるを得ない仕組み」を作る
- 見た目より「足に合う靴」を選ぶ
- 睡眠の質のためにパジャマや寝具に投資
- 病気になってから治すのではなく「予防」にお金を使う
- シャワーで済ませず、湯船に浸かる
- タクシーや移動時間を「ぼーっとする時間」に使う
これ、どれも真似できるものばかりなんですよね。
「ぼーっとする時間」が創造性を生む
富裕層は、
移動中に無理に仕事をしません。
なぜなら、
何もしない時間こそ、アイデアが生まれることを知っているから。
散歩中、入浴中、移動中に
ふと良い考えが浮かんだ経験、ありませんか?
それは脳が“創造モード”に入っている証拠です。
億万長者に共通する3つの思考習慣
① 好奇心とチャレンジ精神を失わない
年齢や資産額に関係なく、
「面白そう」と思ったらやってみる。
② 才能より「やり抜く力」に投資する
成功を決めるのは才能ではなく、
続けたかどうか。
これは科学的にも証明されています。
③ 失敗しても、打席に立ち続ける
富裕層は、失敗の数が多い。
でも、立ち止まらない。
失敗すらストック資産に変えていきます。
正直、これは「お金の本」じゃない
この本を読んで感じたのは、
これは人生の使い方の本だ
ということ。
お金をどう使うかは、
「自分をどう扱うか」と同じです。
今日からできる、たった1つの行動
全部真似する必要はありません。
まずはこれだけでOKです。
次にお金を使うとき、
「これは未来の自分を助けるか?」と一度だけ考える
それだけで、
ムダ遣いは自然と減っていきます。
本気で人生を立て直したい人へ
- お金の不安が消えない人
- 行動できずに自分を責めている人
- 副業・起業に踏み出せない人
- 自己肯定感が低い人
この本は、
「節約」ではなく「考え方」から人生を変えてくれます。
▶︎ Amazonで本をチェックする
まとめ
- お金持ちでも不幸な人は多い
- 本当の豊かさは「使い方」で決まる
- 富裕層はストック支出を最優先する
- 健康・学び・体験は最強の資産
- 今日の1円が、未来を作る
